母の日や父の日が近づくと、ショッピングセンターの一角に、幼稚園生さんが描いたお母さんやお父さんの似顔絵が掲げられていますね。真っ白な画用紙いっぱいにクレヨンで描かれた似顔絵は、こどもなりにお母さん、お父さんの特徴をつかんでいて「こどもはお絵かきの天才だな」なんて思ったりします。
わたしにはまだ子供がいませんが、年に何回か甥っ子に会う機会があり、いつも会う度にわたしの似顔絵を描いてくれるんです。
幼稚園年少さんの頃は、顔の輪郭もまる、目も黒まる、鼻も口も耳もまる。
すべて「まる」だけで似顔絵を描いてくれていました。でも、会う度に少しずつ似顔絵も変化してきました。
鼻はまるから縦線の棒になりました。
口はまるから横線の棒になりました。
年中さんになり、髪型も上手に表現してくれるようになりました。
笑った顔、怒った顔、疲れた顔、寝ている顔。
そのときの表情を色使いも工夫して描いてくれるようになりました。
モデルは変わらない私でも甥っ子の成長とともに、いろんな似顔絵ができあがりました。そんな似顔絵は30枚ほどになります。これまで甥っ子が描いてくれたわたしの似顔絵は大切な大切な宝物です。